Round and Round

5/5
前へ
/5ページ
次へ
  冷酷さに汗が滲む 口を開けば異様に血の香がして 「どっして……何がっ……」 ゙テッちゃん!!ダメやっ!!    待って!! テッちゃんッ!!!゙ ああ、 ハイドは判っていたんだ 判っていなかったのは この 俺だ 腹部が激しく熱をもつ。 霞みゆく景色に 最後に捉えたものは トリガーをもう一度引く旧友の姿だった 「狂えばいい 全て狂って   取り返しの付かない事に  なればええんや 」 煙草の吸い殻はまだ少し燃えて 足で消された end//
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加