ランニング2

3/3
前へ
/24ページ
次へ
  『…最近、体調良さげじゃん。』    キラキラと朝日に照らされ、安心しているような顔で、俺の心配をしてくれる。   「うん…何か、調子良いよ…。」    なるがいるから、大丈夫。   《勝手に死ぬなよ?俺が、ずっと一緒にいてやるからっ》    あの日の、なるの言葉に…救われた。    俺はなるに、最後まで生きることを…    苦しくても、辛くても…頑張って、闘う事を…    誓ったんだ。   「来月…、手術受けるよ…。」   『そっか。』    なるの笑顔が、何よりも俺の支えになったよ。    そう…俺達は、生きて行くんだ。             おわり
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加