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『…最近、体調良さげじゃん。』
キラキラと朝日に照らされ、安心しているような顔で、俺の心配をしてくれる。
「うん…何か、調子良いよ…。」
なるがいるから、大丈夫。
《勝手に死ぬなよ?俺が、ずっと一緒にいてやるからっ》
あの日の、なるの言葉に…救われた。
俺はなるに、最後まで生きることを…
苦しくても、辛くても…頑張って、闘う事を…
誓ったんだ。
「来月…、手術受けるよ…。」
『そっか。』
なるの笑顔が、何よりも俺の支えになったよ。
そう…俺達は、生きて行くんだ。
おわり
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