いざ、クラブRへ

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脇をつつかれ、 ビクッと身体がこわばった。 『………ッ。』 だめだ。 緊張で、声が出ない。 あたしは 返事の代わりに、 コクコクとうなづいた。 「ふん。」 黒い男は、 そんな純情なあたしたちを鼻で笑った。 ――――こいつ、あたしらをなめてる。 あたしは、 そう感じた。 だから思った。 ばかにしないで。 今に見てろ。
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