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男は
相変わらず早口でこう言った。
「それなら!大丈夫!働いてくれないかな?」
[働いてくれないかな]
って言った??
男は今、
たしかにそう言った。
[やとってあげるよ。]
ではなく。
よし!やった!
数分前まで
あたしたちを鼻で笑っていた黒い男。
今はもう
下手に出ている。
『もちろん、やります。ね?舞子。』
「うっうん…。」
この時
あたしは初めて、夜仕事の快感を覚え、味をしめたのだった。
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