Prologue:狼焔の彼方へ

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Prologue:狼焔の彼方へ

『マカルパに行くので護衛を依頼したい』  丁寧な、かつ丸っこい字で書かれた紙がクエストボードに貼られていたのを彼が見たのはつい先程の事だ。  楽な仕事だと思いそれを手に取ったのもつい先程。 『依頼主:伊崎千春』  ちなみにこの名前を見たのはナウーーーーー今だ。 「おうふ」  変な声が出たのも、今。
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