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ポッケ村の北にあるハンターズギルド兼酒場の一角で、少年少女達が席を囲んでいた。
「ーーーーーどうする?」
金髪の少年ーーーーーカイルが口を開く。
「いや、どうするも何も……なあ?」
黒髪の、カイルと同年代の少年、レオンが隣にいた少女に目を向ける。
小柄、というかとてもコンパクトな少女ーーーーー円香は目の前に出されたミルクをちびちび飲みながら、
「……あたしはもちろん行くわよ。ハンターとしてじゃないけど」
「だよな……。カナタは?」
レオンにカナタと呼ばれた少女……ではなく、少年は申し訳なさそうに苦笑しながら、
「ごめん、僕ちょっとその日別の依頼受けちゃってて」
「そうか……。椎名はどうするんだ?」
「あたしかい? あたしは別にいいけど」
豊満なバストの女性、椎名はそう言いながら味噌汁を啜った。
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