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彼らは覚えているだろうか。
過去の記憶。
夢のようで。
夢ではなかった、あの記憶。
あれから数年たった。
きっと。
記憶は記憶に埋もれているだろう。
それを掘り起こすきっかけがなければ、記憶は永遠に埋まったまま。
彼らは覚えているだろうか?
あのとき。
紡がれた"歌"
また、夢と夢をつなぐであろう、"歌"の存在を。
それは、誰にも知られていないかもしれない。
埋もれたまま、忘れ去られてしまうかもしれない。
けれど。
運命は、記憶を決して忘れてはいない。
その"歌"が。
また、彼らを繋ぐこと。
巡り合わせること。
ほら
聞こえますか?
この声が
私はきっと
生まれ変わったって
同じ場所で君を
"……"
誰かの、声が聞こえた。
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