お前の知らない,どっかで…

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「あ~あ…独身だったら,こんなかっこいい彼氏,自慢できたけどな~!(笑)」 こぼれ落ちそうな涙を,ぐっと我慢して私はベッドの横の椅子に座った。 「あったりまえやん!こんなかっこいいおっちゃん,そうはいないで?(笑)」 こうして2人で笑うのも…最後。 最後なんだ… 泣いちゃ駄目。 私は,そう自分に言い聞かせた。 「今日はね…お別れを…言おうと思って。」 『…えぇで…聞いたるわ…』
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