49人が本棚に入れています
本棚に追加
金曜の晩、四葉(ヨツバ)さんから彼氏と別れたという電話をもらったのは、もう深夜の一時を過ぎた頃だった。
もう寝てしまおうか、それとももう一缶ビールを開けようか迷っているところだった。
わたしが電話に出ると、四葉さんは話し出すよりも先に鼻をずるっと言わせた。
何事だろうかと思っていたら、四葉さんはまるでマシンガンでもぶっ放すかのような勢いで、彼氏との別れのいきさつを話し出した。
そのうち四葉さんは泣きじゃくり、しゃっくりで上手く息ができなくなってしまったようで、話が支離滅裂になってしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!