支配者

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                シートには頭部を失った3人の胴体が、寄り添うように座っている。                                                 そして彼女達の後ろの窓には肉片と血痕が滴り落ちる。                                                 赤川は目の前で起きた事が呑み込めずに、ただ呆然と彼女達を見つめていた。                                                 宮本 『どうだい?赤川君。これで信じて貰えましたか?』                                                 赤川 『‥‥‥あの子達‥‥死んじゃったんですか‥‥?』                                                 宮本 『はい、そのようですね赤川君。少しは気が晴れましたか?クックックッ‥』                                                 赤川は目の前の恐怖よりも、宮本に自分が支配されている事を確信し【絶望感】で一杯になった。
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