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「うわッ!あんたこんなに食べたら太るよ?」
鞄を覗きこんだ美月が声をあげる。
「非常食♪非常食♪」
あたしはニカニカ笑いながら答えた。
美月はまた飽きれ顔をした。
「それより…伝言はいいの?」
美月はあたしが預かった手紙を手にした。
「あ゛~?綾斗、クラス違うし…。今は無理。も―すぐ鐘鳴るし。」
あたしは黒板の上にかけてある時計に目をやり顔の前で手を振りながら言った。
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