本当

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翌日、コンビニで昼食にサンドイッチと紅茶を買って学校へ向かう。 電車ではまた同じように小説を読みながら紅茶を一口飲む。 電車を降りると、博美の通う高校はその町の駅から徒歩で約20分ほど東のところにある。 通学路では「おはよー」とか、「今日も寒いね」などのありきたりな会話が聞こえてくる。 「…」 博美は毎朝その会話の中を一人で歩いていた。
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