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「実は……あたしの弟が新期生で入学してくるのよ、だから弟を。他のメンバーは弟に選ばせようと……ね!」
そう言ってウィンクする鈴。どうやら何かのメンバーに弟を引き抜くつもりらしい。
「……それは、弟くんの了解を得ての意見ですか?」
校長が今までの雰囲気を更に深い、真剣味を帯びた物に変え、鈴を見つめる。
「私の弟は私には逆らえないのよ♪」
鈴は紙が破れたように笑みを浮かべ、校長に答える。
「そうですか……フフフフフフフフフ」
その余りの爽快な笑いにに釣られたのか校長も不敵に笑う。
「そうなのよ……ウフフフフフフフフ」
その後校長室にはしばらく不気味な笑い声が響いていたらしい……
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