第四章 ‐学園最強決定戦(前編)‐

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「なるほどね、そんなことがあったのかい」 目を閉じうんうんと頷くと、ハルは疑問に思ったことを口にした。 「そーいえば犯罪者達はどこに消えたんだい?」 「それは私も気になっていたところです」 「オレは知らんで、別に聞こうとも思わんかったしな」 ギアがそういうと3人の視線はゼロに向けられる。 ゼロは一瞬困った顔をしたが、一度深いため息をつくと口を開いた。 「実はそのときはどこに飛ばしたかわからなかったんだ。でも次の日のニュースで捕まったって報道してたぞ……まぁ全員死にかけだったらしいがな……」 「最後のほうなんて言ったんだ?ボソボソとしか聞こえなかったぞ?」 「とにかくだ!!この話は打ち切りだ、学長はなんでオレたちを呼んだんだ?」 ハルの問いかけを無視して強引に話題を変えるとゼロはそう尋ねた。
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