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「「「ぅえええっっ!!?」」」
ぇえええええ...って
「何で哉玖まで驚くんだよ!」
「だって輝栄様..!付き合うって...!!」
「違うの!?」
「いやお付き合いできるのなら是非そうしたいですが、私と輝栄様が付き合うなどと...、恐れ多い....!!」
何だよそれ!
「ぇ..なに、お兄ちゃん、本当に哉玖さんとお付き合いするの..!?」
輝羽が目をキラキラさせて聞いてくる。
俺は哉玖をぎ、と睨んだ。
ついでにつないでいる手にも力を込める。
哉玖は困ったように目を泳がせたあと、
「....輝羽様....、
あなたのお兄様を、私にくださいますか?」
俺の手の甲に、ちゅ、とくちづけた。
その後、輝羽の言葉にならない悲鳴が病室をゆらしたのは言うまでもない。
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