瞳を開けたら

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あの日から、もうすぐ三か月が経とうとしてた。 『また、逢えないかな~?』なんて思いながら日々を過ごしてる。 夜に暇潰しにあの公園に行ってみた。 あの日座ってたベンチに向かって歩いて行くと、誰か座ってる。 『なんだ~。 人居るじゃん』 って思ってたら、『やっと会えた~!』って。 見たら、私のアドレスを聞いて行ったあの人だ。 『ずっと毎日待ってたんだ。 あいつとの約束だから。 これを渡してくれって頼まれたから。』 って私に紙袋を渡して、『じゃあね。 約束を守りたかったから。』って言い残し、その人は歩いて行った。 『なんだろ~?』 あの日に座ったベンチに座り紙袋を開いた。 中には店の袋と、手紙が入ってた。 開けたら、汚い字で手紙が書いてあった。
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