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『ごめんね。 連絡できなくて。 どう? ちょっとぐらい寂しさ感じてくれた?
いきなり話は変わるけど、あの日君に会ってから、俺倒れたんだ。俺さ~昔、馬鹿みたいに悪さしたんだよね。悪い事ならほとんどしたんじゃないかな? その中でも、くすりをほとんどしたんだ。
何年もなんともなかったから、忘れてたんだけど、段々、身体がおかしくなっていってたみたい。
骨がスカスカになってたり、頭で物事考えれられなくなったり、今は手足が自由に動かなくてこの手紙も口で書いてるんだ。 後、俺のツレにも頼んで書いてもらってる(笑)。
自分がした事だから、諦めてるけど、
もう死ぬって分ったら頭に君が浮かんだんだよ。 会いたいんだけど、今の状態じゃ逢えないから、手紙を書いてみた。 手紙をみたら、ツレに聞いて、会いに来てよ。 待ってるよ~』と書かれていた。
『もう1枚手紙あるじゃん!』
見たら、『プレゼントだよん! 気に入ってくれたらいいな。 もう一個あるけど、それはお守りだよ。』って。
もうひとつの袋の方をあけようとした時、携帯が鳴った。見たら、『あの人だ。メールできるんじゃん』って思って見たら、
『あいつさ~もう居ないんだよ。あいつが渡せなかったから、俺がかわりに渡したんだ。ごめんね。 あいつを忘れないであげてね。』って。
頭が真っ白になった。何も考えられないぐらい、頭が真っ白だ。 涙も出ない。ただただ動かない。 動けない。
何時間経っただろ?
手に持ってる袋が気になって、中を開けてみた。
『あっ! あの服だ~。 ん?』 メッセージカードがある。
開いてみたら、
『君が好きだ。 良かったら俺と付き合って欲しい。』って、書いてあった。
涙が溢れた。止まらないぐらい溢れ出た。周りを忘れるぐらい泣きじゃくった。服を抱き締め、泣いてると服の胸のポケットに手紙が入っていた。
『今日はXmasだね。君のサンタクロースは俺だよ!。 トナカイと同じ高さまで、飛べるようにお守りの白い羽根も一緒に入れておくからね。 寒い日だって、上を見れば、明るい太陽が君を見てるよ。これからは一緒に歩こうよ。 大好きだよ。』って。
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