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神経系と筋肉が上手く連携出来ておらず、ナノマシンによる神経補助と、筋肉の使用制限をしなければ、筋繊維が余分なエネルギーを使って伸縮し、短時間で大量の乳酸を発生させ体が疲労で動かなくなる。
そんな自分の体の事を思い出しつつアリスを追っていると、アリスの姿は東京へと向かっているようだった。
要塞プレート都市、東都の前にあった日本の首都。
今は荒廃した大昔の遺物。
「ここに連れ去ったのか?」
アリスの姿はかつて巨大商業施設だった高層ビルの中へ消えていった。
そのビルの傍らには、アリスを連れ去る際に使ったであろうタクシーが止まっている。
そのタクシーから再びアリスの姿だけが目に映り、ビルの階段を登って行く。
「なるほど…ここか……。よし、全員に連絡を…あと警察にも…!」
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