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「はぁはぁ…」
僕は走った
行く宛はないけど見つかれば死ぬと本能が告げていた
幸いまだ大群は見えてはいなかった。
そんな時に『パッパァー!』と車のクラクションがなった。
走りながら振り向くと後ろに一台のスポーツカーが迫っていた。
「乗りなさい!」
すぐ横に止まった車の運転手に首筋を掴まれ、荷物ごと無理矢理助席に乗せられた。
そしてすぐに車は走り出した。
「あ…舞先生!」
運転席を見ると運転手は僕の学校の保健室に勤めている浅倉 舞先生だった。
先生は白衣のままだがサングラスをつけていたのでよく分からなかったが近くでようやくわかった。
「良かったわ…皆が避難してから君を探しにいったけどいなかったから探したのよ?」
先生は運転しながら僕の頭を撫でた
「先生!蜘蛛の大群が!」
「落ち着いて、私が知ってることを教えるわ」
先生は撫でてる手を離し、話した
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