温もり

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神崎はホッとしたようにため息を吐くと 『…しばらく休めよ?   止まってたら心配だろうから  俺はずっと運転してるからな。』     そう言ってすぐに車を走らせた。       途中コンビニであたしに飲み物を買い またすぐに車を走らせた。           正直、どうでも良かった。     ユリアと酒にボロボロにされた気分だった。 これ以上何があっても変わらない。   神崎を信用していた訳ではなかった。       神崎は   『イス倒して寝た方がラクだぞ』   『気持ち悪いか?』   『何か出来ることあったら言って。』   ただ、優しく声を掛けるだけだった。  
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