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あの日以来、ユリアが益々
【シホ＝枕嬢】説を流行らせた。
客は減り
ＮＯ２をとどめるのがやっとだった。
そしてあの日以来
神崎が仕事終わりに
電話を掛けてくるようになってしまった。
『今日はお酒飲まなかったか？
大丈夫か――』
店にも友達と来るより
１人で来る方が多くなった。
楽な客から面倒な客になってしまった。
『もう二度と外で会うことはないから。』
何度も言おうと思ったけれど
これ以上指名を減らすことは出来ない。
当たり障りのない話題ばかりを探して
どうにか会話を繋いでいた。
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