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運転席の下に落ちた携帯が何度か鳴ったけれど
右腕で目を覆い、無視していた。
しばらくして
見覚えのある光景がやってきた。
……え?
光に照らされたあたしは少し恐怖を感じた。
『…ストーカーじゃん』
神崎は笑った。
『人聞き悪いなあ。』
もう二人で合わないと決めてたから
初めは抵抗があったけど
後ろ座席の柔らかいシートに座ると
さっきまで苛立っていたのを忘れて
あたしはグッタリと深い眠りについた――
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