『嘘と真実』

～出会い～

何度もケータイを見てはため息をはいた

心配だったけど 何て言えばいいかわからず 私から連絡出来ずにいた

数日後…やっと彼から電話があった

「連絡しないで ごめんな…だいぶ落ち着いて来たよ 仕事もあるし 明日 帰るよ」

「そう…明日ね…あ…あのね………」

「ん？」

「あ……あの…帰って来たら…会えるかな？」

「……うん……明日 夜になるけどマンションに行くよ」

「うん ありがと 待ってるね」

彼は少し元気がなかったけど 久しぶりに会えるからと私は浮かれてた

明日の夜なのに 落ち着かなくて 掃除を始めたり 明日の服を選んだり…
付き合い始めた頃のような気持ちでいっぱいだった