涙の文化祭

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「すいません…仕事前の忙しい時間に」   「良いのよ。今日は私のお客さん来るの遅いし、恵が私にこんなお願いしてくれたの初めてだし。…さて唇にグロス縫ったら完成よ」   丁寧に唇にグロスを塗ってくれた。   「凄っ!クマは見えないし、まるで別人だ…」   鏡を見て私はびっくりして、しばらく鏡に写った自分を凝視した。なんだか何回もファンデーションを付けてたし、正直どんな厚化粧になってんだろ?とビビってたけど、かなりのナチュラルメイクで唇は薄いピンク色だ。
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