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そう言ってひょこっと顔を出したのは、呼び出してもらうつもりだった松浦先輩だった。松浦先輩はそれだけ言うと、また部屋の奥に戻って行った。
「そだね。恵先に音楽室行っててくれない？後から行くから」
「わかりました。先に音楽室行ってますね。つか…なんか親しげな感じだけど、今の人と付き合ってたりするんですか？」
恵は後ろにいる私を気にしながら、尋ねてみた。
「まぁね。もう付き合い始めてから1年になるかな？」
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