涙の文化祭

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私は無言で首を振って、手紙を破り始めた。   「みもも…」   そんな私の様子を見て、恵は涙ぐんだ。私も手紙を真っ二つに破き近くにあったごみ捨て場に捨てると、急に涙が溢れてきてその場にしゃがみ込んだ。恵も側に一緒にしゃがんで、泣いてる私の背中をずっと泣きやむまで擦ってくれた。
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