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ミルナの視線。
それはブーンの埋もれていた正義と闘志を呼び起こした。
( ^ω^)「……それは出来ません、ミルナさんにはやる事がありますから」
( ゚д゜)「……?」
( ^ω^)「学校を……みんなを頼みます」
ミルナはブーンの顔をしばらく見つめていた
( ^ω^)「ちょwwこっちみんなwwww」
( ゚д゜)「………分かった、ブーン。なら…軍の機密事項だが教えてやる」
ミルナが話してくれたのは兄者を始めとする機関の人間の居場所についてであった。
( ^ω^)「荒巻は……鹿児島に居るのかお!?」
( ゚д゜)「あぁ、九州支部の人間からの通達だったから間違いないだろう」
なるほどしかし、ブーンには一つの疑念が残った。
( ^ω^)「でもさっき……政府は自衛隊に対して武力の放棄を…………」
( ゚д゜)「バカ野郎………人を守ってこそ、自国を守ってこその自衛隊だ……………それにアイツらに逆らうつもりの奴等が居ないほどに国民の良心は薄れちゃ居ない。」
( ^ω^)「………僕は………ひとりじゃない?」
( ゚д゜)「あぁ、お前が自分の信念を貫くなら……世界を守るっていうならば………お前は決して一人じゃあない!」
─ そうだ。
ジョルジュたちの姿はなくとも、僕の体には魂が刻まれているんだ。
( ^ω^)「ミルナさん………後は任せます」
( ゚д゜)「おい………貴様どうやっていくというのだ!?」
『ルーラ』
青白い光はブーンを包み、周りを風が竜巻のように吹き荒れてブーンを運んでいった。
それをミルナは頼もしげな表情で見送るのだった。
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