少女?

2/4
前へ
/137ページ
次へ
.....アレ? ここは誰?私は何処? .....ベタな言葉だ そう思いながらも、俺は首を振って周りを見渡す だが、真っ暗な世界だ どんなに目を凝らしても何も見えない どんなに耳を澄ましても何も.... 『ちょっと、起きなさいよ!!』 ......ん? 何、今の女の人の声は? 周りは真っ暗で何も無いんですけど.... そうか、幻聴か そりゃそうだよ。俺は車に引かれたんだから .....という事は、ここは天国? じゃあ、この声は天使か何かか!? 『いい加減に目を覚ましなさいよ!!』 ブンッ!! バキッ!! セツナ『グフッ!?』 『やっと目を覚ましたわね』 『ミライ、やり過ぎじゃない?』 突如脇腹を襲った痛みに呻きながら目を覚ますセツナ そして、現在の自分周辺の状況を改めて確認する まず周りはどこかの森の中なのか、木々が生い茂っている そして、脇腹を押さえながら倒れている自分を見下ろす少女が一人 歳はセツナと同じ位 顔は可愛い方で瞳は水色、肌は白く、肩まで伸ばされた瞳と同じ水色の髪はポニーテールの様な髪型に 服装は白いノースリーブに黒いミニスカート、その上に白いコートを着て、肩には小さな青い妖精が座り 少女の手にはセツナの脇腹を殴ったのであろう白い杖が握られている 『ねぇ、大丈夫?』 脇腹を押さえたまま動かないセツナを心配したのか、少女の肩に座っていた妖精が近付いて来た だが セツナ『....白に水玉か....』 『『はぁ!?』』 妖精と、妖精にミライと呼ばれた少女はセツナの言葉に首を傾げる だが、セツナの視線の先がミライのスカートの中に続いている事に気付き ミライ『き、きゃあああぁぁ!!』 セツナ『フガッ!?』 顔を真っ赤にしたミライはスカートを押さえ、セツナの顔を蹴り飛ばす 蹴り飛ばされたセツナは2メートル位吹っ飛び、完全に目を覚ます セツナ『い、痛~~!!てか、アレは女か!?それとも女の子の皮を被った化け物か!?』 痛み以上に、気になった事をそのまま叫ぶセツナだが ミライ『誰が化け物よ!?人のスカートの中を覗く変態に言われたく無いわよ!!』 ミライも負けない位の声で叫ぶ .
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

162人が本棚に入れています
本棚に追加