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ミライ『そうだ!お母さん、その男は!?』
アオイ『セッちゃんなら、下にいるわよ』
ミライ『セッちゃん?』
アクール『セツナの事だよ~♪』
ミライ『セツナ?』
セツナの名前を知らないミライは知らない名前(アオイに至っては愛称)に困惑する
アオイ『....まぁ、下に行けば分かるわよ』
ミライ『そ、そうよね!』
アオイの言葉に、困惑していたミライは頷くと布団を跳ね退け部屋を出ようとする
だが
アオイ『ミライ、上を着なさいよ』
ミライ『え?』
アオイの言葉に首を傾げ、自分の姿を部屋にある等身大の鏡で確認する
すると下はスカートを穿いているが、上は下着しかない
ミライ『.....なんで?』
アクール『ミライの服、血がベットリと付いてたの』
アクールはそう言いながらミライに新たなシャツを渡し、ミライはお礼を言ってシャツを着ると部屋を出る
アクール『ミライ、あんなに慌ててどうしたのかな?』
アオイ『さぁ~?どうしたのかしら♪』
ミライの行動にアクールは首を傾げ、アオイは笑って部屋を出る
ミライ『変態!!』
セツナ『誰が変態だ!?....って、大丈夫なのか?』
ミライ『大丈夫かって、アンタの方が大丈夫なの!?』
下の階、リビングで対面した二人はそれぞれ驚く
セツナはミライの傷が完全に無くなっている事に
ミライは何故かボロボロになって、包帯男状態のセツナに
そんな風に二人が驚いていると、アオイとアクールがミライの後から現れる
ミライ『アクール!!なんでコイツはこんなにケガしてるの!?』
アクール『だってセツナ、魔法も使えず、武器も無いのにあの森をミライを背負って走ったんだよ』
ミライ『えぇ!?アンタ、なんて命知らずな事してるの!?』
セツナ『知らんがな!?だいたいお前はなんで傷が治ってんだよ!?』
アオイ『これが治癒術の効果よ、何故かセッちゃんには効かなかったけど』
アオイの言葉に再度驚く二人
だが
アオイ『まぁ、落ち着いて....とりあえず、お茶にしましょう。セッちゃんの事を聞きたいし』
アオイの提案に二人は頷く
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