序章

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「星彩!俺の話を聞いてくれ!」 「…もう…皆の思いを託されるのは…正直重い…」 ここは蜀の都 成都 そこの宮殿のある部屋の前 部屋に閉じこもる星彩と 外から話し掛ける 心配そうな関平 ――――――――――― 「いやじゃ!孫!私にそんな役目は無理じゃ!皆の上に立つなんて無理じゃ!」 「お嬢ちゃん…頼むから話をきいてくれ…お嬢ちゃんにだけ背負わせはしないから…」 所変わって 成都の宮殿から程近い 大木のてっぺんにガラシャが 根元には雑賀孫市が彼女を 心配そうに見上げている 何故そうなったのか… それは数日前にさかのぼる…
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