光跡

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光跡

ある日突然、優しい光の粒が僕の頬を撫でた とてもとてもヤワラカクて僕の心をザワつかせた その妖しい光は実体となり突然手の届く距離へと接近 遠い昔に見た妖光なのだろうか、それとも今も手にしている妖光なのだろうか どちらにしても僕の心と体は一瞬にしてそれだけを見つめていた 毎日の朝が幸せに感じ 毎日の太陽に堂々と立ち向かい 毎日の生きる術に喜びが溢れ 闇夜に浮かぶ銀のさざめきを捕らえ 25時間が入れかわる 生きている 僕が此処に
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