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「じゃああなたが戦っていたのは旧型?」
重たい空気の中、言葉を発した少女。
そこから見てたのかと少年は笑う。
少女は少年の横にある剣と銃を見やると次の質問をぶつけた。
「何で光線銃じゃなく剣で戦ったの?」
「…戦った事がないやつは分からないだろうが、ロボットはバリアを張っている。
光線銃じゃあ本体に当たる前に消し去られる。
だから接近戦で戦わないといけない」
少女はそれを聞き半分納得。
だがもう半分が分からないといった様子で大男に視線を向けた。
「バリアは遠距離武器とかには強いが近接武器でごり押しすれば簡単に破れるんだ」
大男は少年に足りなかった言葉を付け足した。
大男は少年を見た。
少年は『これから言おうとしたのにとでも』言うように頭を掻くと右にある銃を取り下投げで少女へほおった。
少女は危なっかしくそれを受け取る。
そして少女は銃を見て不思議な顔をした。
「何これ? 見たことない」
少女が思う銃はスラリとまとめられた形で先に丸い玉、そしてそれを囲む輪が付いている。
だが少女が受け取った銃は全然違う形をしていた。
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