薔薇★乙女主義

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  「ね~攻めの反対は何でしょー!」 穂崎は言った。 と言うか私が部室(教室だけど)に入るといきなり笑顔で質問してきた。 「えっと…守り?」 「ブー!受けでーす」 「受け…」 穂崎はそう言ってスキップしながら席に着く。 一体何だったんだ…と呆れて溜め息を着いていると穂崎の前の席に居た穂崎と同類の久慈が私を呼び出す。 「何?」 「受けはね腐女子用語でネコ役の子の事なの」 「は?」 久慈は詳しく話しているつもりなのだろう。 でもそう言った知識には乏しい私は頭に?を浮かべる一方。 「美咲ちゃんには難しいか~うーん…男女のカップルで言う女の子かな」 「ほーなるほど」 久慈の再びの説明でやっと理解する。 腐女子用語って難しい… そう思いながら窓側の席に着く。 …と自己紹介を忘れていた。 私は野々宮美咲。 ノンケで声優を夢見ています。 一般から見れば声優オタクでゲーマー。 腐女子とは少し違う女です。 そして今、私は部活らしき物『薔薇部』に所属してます。 薔薇部は正式な部活では無いので放課後に勝手に教室に集まって活動しています。 薔薇部の主な活動内容は『BLを愛す会』なのですが…私BLが好きじゃないんですけど! まぁこの思いは伝わらないまま部員になってしまったのです。
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