3.孤独な悪魔

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“シュミットさん” そう、部屋はルドの名前で借りているし、適当に偽名を教えている。 「あれ、君なの?」 女の子は僕を見てびっくりしたような顔を見せた。 彼女はブラウンの髪をリボンで束ねて、清純そうな顔をしているけれど、Tシャツからのぞく胸の谷間は百戦錬磨の女のようだった。 「大学生?」 「うん。兄貴と来てるけど、僕ひとりだから。」 「ふ~ん。女のお勉強ってわけね。」 ちょっと見下したような笑みを彼女は浮かべた。 若い男だから適当にあしらえるとでも思ったのか。 「奥に通してくれないの?」 「ああ、ごめん。」 ソファに通すと彼女は早速ルームサービスのメニューを僕に差し出した。 「何か頼んでくれない?」 「そうだね。」 僕は電話を手に取り、フロントに注文のメニューを告げる。 「ハムのサラダに、貝の盛り合わせに、チキンのクリーム煮に、蟹のパスタに・・・。」 適当に十数皿頼んだ僕に彼女は、「ちょっと、そんなに食べられない」と怪訝な表情を見せたけど、「そう?」と軽くあしらう。 そして彼女の横に座り、Tシャツの上から、はちきれんばかりのふたつのバストに手を添えた。 「大丈夫だよ。」 彼女の耳元にそっと囁きながら、シャツの上から胸をやさしくなでる。 手の平や指の腹で、豊かな胸の上を行ったり来たり。 ピンポン。 インターホンが鳴った。 「あら?もう料理が来たの?」 「いや。」 僕は立ちあがって、僕の愛撫に目がうつろになり、そして股を無防備に広げている彼女を見て言った。 「女の子だよ。」 「えっ?二人呼んだの?」 「ううん、7人。ラッキーセブンってね。」
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