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「ククク…やっとだぜ、このゴーラ大陸をあと少しで手中に納めることが出来る…」
と、笑うのは魔王
そこに赤い影が現れて、
「それもこれも私めの働きがあってこそにございます」
と、自己主張をするのは、魔王が側近として造り上げたレッドアーリマーと言う男
魔王は苦笑しながら、
「わかっている。さて、ゴーラ大陸はあと少しで俺様の手に入る、そこで少し早いが祝宴をしたいと思っているが、お前はどうだ?」
魔王は良いことを思いついたという顔でアーリマーに言った
「最近、兵たちは戦い続きだったゆえ、祝宴と聞けばさぞや喜ぶでしょう。ちなみに戦いは我らの圧倒的勝利が続いています」
レッドアーリマーは戦況報告もかねて言った
「そうか、ちょうど良いときに俺は思い付いたわけか…よし!早速祝宴の準備に取り掛かれ!!」
「仰せのままに…。
ヘルナイト諸君、
聞いた通りだ。
今すぐに祝宴の準備にとりかかれ」
「はっ!」
13人のヘルナイトは声を揃えて了解の意を示し、祝宴の準備に取り掛かっていく
「祝宴、待ち遠しいぜ」
不適な笑みをこぼしながら魔王が言う
「楽しみにしていらしてください。最高の祝宴をお見せしましょう」
レッドアーリマーもまた、不適な笑みをこぼし、言う
「せいぜい楽しみにしているがいい…」
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