ボルティセラ

20/23
前へ
/31ページ
次へ
「ふははは!次はお前だ!ナルミ!!」 そういうと、やかましいズーグレアは投げキスをした キスを受け取ったズーグレアたちは一斉に僕のもとへと、襲いかかってきた 投げキスで済むならはじめからやればいいのに…。 てかキスに意味があんのか? ズーグレアたち集まりに集まり、巨大な球体へと姿を変えた たちまちそれに飲み込まれた う……うぅん… 気がつくとそこはズーグレアたちの作った球、通称『グレ球』の中にいることに気がついた 「目覚めたか…。」 「たく……。なんなんだよ!おまえ!」 「まだわからないのか?」 はっ!! 「まさか…ヨウジおじさんか!?」 「へ?だれそれ?」 「え、違うの?じゃあなんだ?えーとね、うーんと…。」 「チっチっチっチ…ブッブゥ!!正解は、転生案内所待合室にいた、おまえの隣にいた男でしたぁ~」 「なが!てかだれ!?」 「え…わからないの?」 「知らねえよ!うんなもん!さっさとここから出せ!!」 すると転生案内所待合室にいた男は、ふるぷると体を小刻みに揺らしはじめた 「ゆるさん!!ゆるさああああん!!」 その瞬間グレ球は、急発進しはじめた 「どこへ行くんだ!ここから出せ!!」 「おのれぇ…あのとき…よくも自信満々の顔でぼくにパンフレットを見せてくれたなぁ!!食われてたまるか!!ひひ!ひひゃひゃひゃひゃ!!!」 完全におかしくなっちゃったよ……。てか本当なに?覚えてないけど…。 もの凄いスピードで進んでいたグレ球は急停止した 「ひひゃひゃひゃひゃ!!着いたか!!フィナァーレだ!!!」 グレ球の一部に丸く穴空いた そとに出られる!! ん?まてよ…。罠かもわからん…。 僕はグレ球たまから一匹のズーグレアを引きずりだし穴に投げこんだ…。 「びきゃあああ!!!!!!」 ズーグレアの断末魔の叫びが少し間を空けてから聞こえてきた 危ない…絶対に……。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加