転生による転生のための転生が転生である

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後ろにいた男が大声をあげて言った 「にぃちゃん騙されるな!」 「はぃ?」 「ボルティセラなんかに転生したらやつらの思うツボだぞ!」 「なんで?」 「おれ自体ボルティセラになったことないが……やつらはヤバいぞ!なにがやばいって、交尾しねぇからな!」 「はぁ……」 「はぁ……。じゃねぇよ!あほづら!交尾ないってやばいべ!?楽しくないべ?いいのか!?」 「ぼくは、まぁすぐに、ここに帰ってこれれば、いいんで…基本なんでもいいっす」 「にぃちゃん…ミカヅキモって知ってるか?」 「知らないっす…」 長話しすぎてぼくと大声のおじさんは、他の人たちに順番を次々と抜かされていった 僕は次々と転生していく人たちを見て早く転生先を決めたくなった 「ミカヅキモってなぁ…交尾しないから、次々と分裂して仲間増やしていくだわ、俺なんて何年ミカヅキモやってたか……、しまいには、大学の研究材料にされて…いまやっとここに来たわけよ!」 「お疲れっす…。もういいっすか?」 「なにが?」 「いや…なにって…、転生して…」 「ボルティセラ?」 「…はぃ……。」 「はぁ!?にぃちゃん話聞いてた!?だから!………。省略」
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