8人が本棚に入れています
本棚に追加
案内所の意味の分からんパンフレットを見ながら、僕は転生をする順番を待っていた
なんだよ…この写真…どれがボルティセラかわかんねぇし…。
狭くて薄暗い部屋にソファーとテーブルがあった、不思議なことにテーブルには爪きりと漫画が置いてあった
僕はパンフレットと渡された、5番と書かれた番号札を握りしめながら待った
僕よりも先にいた、気の弱そうお兄さんが持っていたパンフレットを僕は盗み見た
ズーグレア…
細菌類…
ふは!ズーグレアとか、ボルティセラの大好物じゃん!
決めた!真っ先に食ってやる!
気の弱そうなお兄さんも、僕のパンフレットが気になるらしくチラッチラッと見てきた
僕は誇らしげに、パンフレットを気の弱そうなお兄さんに見せてやった
その瞬間顔が青ざめ、こっちを見なくなった
ふ…。細菌類が生動物である俺にかなうわけないんじゃ!はは!
僕はソファーにふんずりかえって座りこんだ
気の弱そうなお兄さんが、こち亀を読んでる時案内所員から呼ばれた
「四番札でお待ちのお客様、こちらへどうぞ」
ペラペラのカーテンをくぐり抜け、気の弱そうなお兄さんは去っていった
さらばズーグレア
最初のコメントを投稿しよう!