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僕が稲中を読んでいると、また1人待合室に入ってきた
色黒の男みたことがある…
ぁ~…
ヨウジおじさん…
「どうしたんすか!?なんでここにいるんすか!?」
青ざめたその顔は…
なんかありましたと言わんばかり
「よう…にぃちゃん…」
「ヨウジおじさん…あんなに嫌がってたじゃないですか…」
おじさんが僕にパンフレットを見せてくれた
ボルティケラ…
一文字違う…
「俺とは、違うやつですか?これ…」
「知らない…そうなんじゃない…?」
微妙な空気のせいで、僕は稲中に集中できなかった…
「どうしたんすか?なんでも話聞きますよ?」
「ダーツだ…。」
ん?なになに?
もとの大きな声でおじさんは言った
「ダーツ投げて当たったのがボルティケラだったんだよ!」
「なんでダーツなんかしたんすか!?」
ダーツとは、回転してる円盤にダーツの矢を投げ当たった場所に転生するというシステム
普通よりも良い条件の転生先を選べるとあって、とても人気だ
東京〇〇ンドパークのあれである
「だって…。もこみちになりたかったんだもん…。」
「え…もこみちって、俳優の?」
「そう俳優の…」
いや…なれないでしょ…無理でしょ…
現世に存在してるんだから…
この人はアホか?
話を聞くと円盤のパジェロの部分がボルティケラだったらしい…
あとの場所は全てもこみち…
パジェロ(ボルティケラ)に当てた、おじさんはすごい悪運の持ち主だということ知った
それとも陰謀か?
もこみちに当たったらどうしていたんだろう…
悪だな…転生案内所…
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