空へ

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時は流れて 祈りは過ぎ去る 思いのほか 切ない声は 宵の日に響く 誰もが人を 信じて雨に濡れていた 一片の曇りもない 鮮やかな瞳で 誰より高く 空へちがづく君を 止める者はいない 咲き誇る花は 揺れて終わらない 未来を語る 2 透明な声は 天に木霊し 麗しき姿は 海に溶け行く 夢に羽ばたく 翼を持つ勇者は 輝きを集め 天に向かう 燃え尽きた 人々は歴史を 語る 修羅と共に いた時代を 目を閉じて 見てたあの空は 切ない思いと 共に閉じ行く
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