最後の朝

3/4
前へ
/6ページ
次へ
小4の僕にはすごく重たい言葉だった。 どうしても信じられなかった。 とっても優しいおじいちゃんだった。 バイクで学校まで送ってくれた、 一緒にキャッチボールしてくれた、 宿題を手伝ってくれた。 いつもそばにいてくれた おじいちゃんがいなくなるんだ。 そう思った瞬間から涙がとまらなかった。   少し落ち着いたから母さんと病院にいった。 病院につくとまわりにはたくさんの人がいた おじいちゃんは息をとめても 優しい顔をしていた。 おじいちゃんの顔を触ったとき すごく冷たくなっていた。 でもおじいちゃんのあつい思いは僕に ちゃんと伝わった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加