その名はアンパンマン

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「ぎゃああああっ」 クチャクチャ 「さぁっ、思う存分喰らうがいいっ!同志を増やせ!!」 「ギシャァァッ」 「くくくっ、ジャムよ。今、復讐の時は来たぞ!ホラーマン。まずはひと暴れといこうか?」 「御意・・・」 「前祝いだ・・・派手に行くぞ!」 「オォォォッ」 「喰らいつくせぇ!」 「ぎゃああああ」 町に大量のカビルンルンが解き放たれ住民に喰らいつく。 平和な町は一瞬にして地獄と化した・・・ ヒュッ 「ギッ?」 ブシャ しかし、奪う側だと思われていたカビルンルンの体はいともたやすく二分され内蔵と喰らった人間の肉片を撒き散らした。 「二号・・・なぜ、こんなことを?」 「二号?ははっ!そんな名はとっくに捨てたわっ。我は菌の王!我が名は・・・」 「・・・」 「バイキンマン!!」 漆黒の肉体。 憎悪を凝縮したような赤い目。 二本の角。 「ならば俺はお前の分までこの名を背負おう・・・」 対峙する、その姿はバイキンマンと瓜二つ。 目はバイキンマンと同じ赤い目。 だが、その赤は・・・悪を貫く戦士の目! 「俺はアンパンマン!!」
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