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「この姿が、お前と同じ悪魔の姿だと言うのなら・・・」
アンパンマンの右手に力が込められる。
「いいだろう。その十字架、背負ってやる!」
ミシミシッ
拳を腰にかまえ全身に力をこめる。
ドンッ
両足を中心に地面に割れる。
「アアアアアアアンッ!」
バイキンマンも負けじと構える。
「バアアアアアアイッ!」
「キィィィィック!!」
バイキックがアンパンマンの左脇腹をえぐる、アンパンマンはそれを食らいながら体をひねって
「パアアアアアアンチィッ!!」
ブシャアアアッ
バイキンマンの折れた右腕をもぎとった。
互いの返り血が二人の体を赤く濡らす。
「はぁはぁ・・・」
「まだ、決着には早いと言うのか?くそっ、アンパンマン。この決着は必ずつける・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴ
バイキンマンの巨大な円盤が空間を歪めて現れる。
「その時こそ、俺が奴の呪縛から解き放たれる時だ」
バイキンマンを含め、ホラーマンやカビルンルン達が円盤からの光に吸い込まれ消える。
町には死体とアンパンマンが残された。
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