禁忌の愛

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キィー

耳障りな金属音が室内に微かに響いた。

扉を開けたその先にある部屋は、全てが白で統一された生活感の無い部屋だった。

ベッドとソファーとテーブルと本棚
そして、窓際にイスが有るだけの殺風景な部屋。

部屋をサッと見回すが、部屋の主はどこにも見当たらない。

耳を澄ますと、微かに水音が聞こえることから、部屋の主は風呂だろう。