5023人が本棚に入れています
本棚に追加
二ヶ月程過ぎた頃、私のいる仕事場が急に忙しくなってきた。
いつも通りの会話で終わると思っていた電話だったのに、私達の関係が始まるきっかけになった…。
篤「お疲れさま。最近彩夏さんの所、忙しいみたいだね~。大丈夫?」
彩「今日も忙しかったです。ちょっと大変だったけど、まぁなんとか…。」
本当はすごく大変だったけれど、仕事が出来ないって思われるのが嫌だから…。
でも、彼には意地を張ってるのを見透かされてる?
篤「彩夏さんは頑張り屋さんだからね~。
来週から一ヶ月間、週に一・二回だけど、そっちに応援に行くよ。彩夏さんに会えるの楽しみにしてるから。よろしくね」
彩「えっ?!そうなんですか?!」
突然の言葉に驚いてしまった…。
篤「そんなに驚かなくても…(笑)。でも、これでやっと会えるね~。」
彩「そういえば…初めて会いますね。会った事も無いのに、電話で話してるせいか初めてって感じがしないんですけど…。」
言葉通り、なんだか初めて会う気がしなかった。まるで、前から知ってるかのような感じだった…。
彩「お会いするの
楽しみにしてますね。」
そう言って電話を切った…
.
最初のコメントを投稿しよう!