第二章

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女性がいなくなって更に数分後。 先ほど女性が開けた入口から、今度は白衣を着た男性が入って来て、 ロウエン「初めまして。僕は医療担当の『ロウエン・ソルク』だ」 早々に笑顔で挨拶と名前を言い終わる。 ロウエン「体はもう大丈夫だよね? 突然倒れたみたいだから一応、検査させてもらったけど…結果は栄養失調だ。たぶん運ばれて来る前に起きた魔力の暴走もそのせいだね」 若い者は元気だね! そう言ってまたロウエンと言う医師はケラケラ笑い出す。 少年「すいませんでした。それより、僕の他にもう一人来てたはずなんですけど知りませんか?」 だが少年はケラケラ笑う医師を無視して話を切り替える。 ロウエン「あぁっ!ノア君か?彼なら隣の部屋にいるよ。君より早く運ばれて来たからね。 君が運ばれて来る少し前に食事を済ませて今は熟睡してるよ」 少年はノアと呼ばれる人物に何事もなかったと知ったことで、緊張の糸が切れたのか、「良かったぁ~」と一言言い…もといたベッドに 倒れ込んだ。 一事はどうなるのかと思ったけど、一応安心だな。
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