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そんな会話を交えながら八時三人は歩き出す。
寮から出て公園を抜けて数分歩いた所で、
メル「到着です!」
まだ寮から出たばかりなのに、メルは足を止めて指を指すと、
ノア「でっけぇ!」
サンシアンは大きい建物ばっかだな!
その先には正方形の形をした四階建の建物が二つ、少し間を空けて並んでおり、
二つの建物の真ん中には互いを結ぶように渡り廊下が、二階と四階に二本伸びている。
そして正面から見て右手にある建物の屋上には、縦長の『ジルニ』と書かれた看板が目立っていた。
サクラ「凄い…」
月影にある建物より大きいですね。
城はもっと大きんでしょうか?
建物の大きさにサクラも声を漏らし絶賛する程である。
その中で、ノアは玩具を買って貰った子供のように目を光らせ、
ノア「早く行こうぜ!」
建物の中へと無邪気に駆けて行き、サクラとメルも、ノアを見失わない為に走り出す。
こうして三人は建物の中へと入って行った。
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