第四章

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メル「えっと、確かあの角を曲がって真っ直ぐ行くと着きますから…あと少しです!」 案内をしていたメルが「あと少し」と言った時、靴(クツ)が並ぶ棚の角を右に曲がる。 サクラ「あっ、ノア!」 そこにはノアがいたので、サクラは洋服売場にいたノアの姿を確認すると同時に叫ぶが、 名前を呼ばれた事に気づいたノアは、サクラとメルの二人に手を振り、 ノア「丁度良かった。サクラの分も選んどいたからな!」 直角に曲げられた腕の上に積んでいた服をサクラに差し出し、 ノア「金あるよな?」 金が無かったらこの服どうしよっかな? ちょっとした不安を漏らす。 サクラ「ありますよ」 そしてノアはサクラの言葉を聞くと、 ノア「良かった」 肩を下ろし、溜め息混じりに呟いた。
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