第二章

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ロウエン「それじゃあまず最初に、君の名前を教えてもらっていいかな? あと…君は王国の人間じゃないよね?出来れば何故この国まで来たのか説明してくれるかい?」 そう言ったロウエンは、先ほどまでのケラケラ笑っていた人物とは別人のような真剣な顔になり尋ねてくる。 少年「ノアに聞かなかったんですか?」 ノアはただご飯を食べさせてもらっただけなのかな? そしてロウエンは聞くのを忘れていたので「あっ、すまない、直ぐに寝ちゃって…」と謝り説明を求めてくる。 寝たならしょうがないかな…そう思った少年は、一呼吸置いた後に話し始めた。 少年「僕の名前はサクラ・ローエンです。治療の方はありがとうございます。」 こうなった訳は…と言ってサクラは苦い顔をして、おずおずとしながら説明を始めた。
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