第四章

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カウンターの席に座ると、『たらふく』の料理長と思われる人が火にかけた鍋から目を離し、こちらを向いて、 「いらっしゃい!」 愛想の良い笑顔を振りまくと、今度はカウンターの前にいた女性が、 腰をおろしてメニューを眺めているサクラ達に、 「ご注文は決まりましたか?」 なんとも優しさが滲(ニジ)み出るような微笑みを浮かべ、問いかける。 すると三人は注文する物が決まったのか、相談しながら、いろいろあって悩んだ末に決めた料理をノアが注文する。 ノア「じゃあ海老(エビ)天丼一つに、マグロ丼一つ!」 先にサクラの海老天丼とメルのマグロ丼を注文し、
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